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機動戦士ガンダム外伝THE BLUE DESTINYについて取り扱うブログです。ブルーディスティニーに関するいろいろなコラムを書いています。

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2012-03-17-Sat 03:19:00 │EDIT
※異論反論オブジェクション受け付けます。よろしければコメント欄へどうぞ。










前回の記事以来、過去のゲーム雑誌記事のスクラップを振り返ってはみたものの…普通に攻略記事なので改めて紹介することはなかったです。
まあ、そんな中にも「ちょっとイイ話」がありましたので紹介をしてみようかなと思います。


-----
次の写真は、1997年のセガサターンマガジンより「機動戦士ガンダム外伝3 裁かれし者」の攻略記事。最終回でのコメントです。
(掲載された号はVol.11だったはずですが、ちょっと自信ありません。誰か確認できる方がみえましたら、情報プリーズです)


約3カ月おきにリリースされた一連の「外伝」シリーズの魅力は何なのか。ポリゴンという技術が可能にしたリアルなモビルスーツ?オリジナル・ビデオ・アニメのようなシナリオの連続性?それぞれ意見もあるだろうが、自分は何よりも”ユウを通じた物語との一体感”を挙げたい。
最低限の情報意外は何も設定されていないまっさらな主人公、ユウ。もちろんその他の設定はすべてプレイヤーの想像に頼るところとなる。ところが自分自身がMSを操縦するゲーム部分とドラマ部分の巧妙さがあいまって、ごく自然にユウ=自分というイメージが形成され、あたかも自分が強くてカッコイイ連邦のエースパイロットになった気分になってくる。
ふと我に返るとなんだか浮かれている自分が恥ずかしく思えるが、一方、それでいいのではないかと思ったりもるわけだ。ゲームとは”娯楽作”である。このプレイヤーとの一体感こそが、ゲームでなければ体験できない「外伝」の本質だと思うのだが。




当時のゲームをとりまく空気、プレイヤーの心情、そして外伝のコンセプトを的確に表現した、実に素晴らしいコメントだったので紹介してみました。





…ところで、この記事のユウに関する記述について「なるほど!」と思う方もいれば、「?」と思う方いたのではないでしょうか。

と、いうわけで。

これより「メタ視点による、ユウ・カジマというキャラクターの成り立ち」について、私見を交えつつ簡単に解説をばしてみたいと思います。

(当時の事情を知る方にしてみれば今更な話かもしれませんが、16年の歴史をもつブルーには新規のファンも多いと思いますので、まあ、再確認ということで)





---
◆名無しの権兵衛
今でこそユウ・カジマのキャラクター設定は確立した感はありますが、当初、彼は「ゲームプレイヤーの分身」というコンセプトのキャラクターであり、人物設定は必要最低限のものしかありませんでした。

当時、ゲームの説明書に記載されたキャラクター情報は、以下の通り。

外伝1>「開戦直後からモビルスーツ乗りとして訓練を受けてきた。訓練中から、モビルスーツ乗りとして抜群の技能を持っていた」

外伝2,3
「開戦直後からモビルスーツ乗りとして訓練を受けてきた。訓練中から、モビルスーツ乗りとして抜群の技能を持っていた。モビルスーツの実戦データ収集のため部隊に配属されてからも、他をよせつけないハイスコアをマークしている。無口で寡黙な性格」

これだけなんです。
設定資料集の千葉氏のコメントでは、ユウのコンセプトについて以下のように語られています。

本作の主人公。プレイヤーの分身。そのためゲーム中は、まったくセリフがない。キャラクターを作る上で気をつけたことは、なるべく違和感のないキャラにすること。
だれがプレイしても自分だと思えるようなキャラになるように注意しました。
戦う理由は<復讐>(昔の仲間のカタキ)でも、<正義>(平和を守れ)でも、<愛>(マリオンを救え)でも、<義務>(軍部の命令)でも、何でもOKな設定になっています。

(※余談1)

最低限の設定のみ存在する、いわゆる「名無し」も同然のキャラクター、ユウ・カジマ。
ゲームをプレイする”あなた自身”が”ユウ・カジマ”であり、機動戦士ガンダム外伝とは”あなた自身の物語”だったわけです。
(※余談2)

それを踏まえて冒頭に紹介したコメントを読み返せば、ライターの主張…そして、当時の空気も伝わるのではないかと思います。

---
◆コンセプトの消失
ゲーム完結後メディアミックス展開として漫画版と小説版が発売され、それぞれでユウ・カジマというキャラクターが確立します。
以後、他のメディアで『THE BLUE DESTINY』が取り上げられる際は漫画版&小説版をベースとしたユウ・カジマ像が展開されていき、「プレイヤー自身」というコンセプトを離れ、一人のキャラクターとして認知され現在に至っているわけです。
(※余談3)

当初のコンセプトは消失しましたが、まあ、それも仕方のないことかと。
「ユウ=YOU」は一人称視点のゲームだったからこそ可能だったコンセプトであり、また、必然だったわけで
それ以外のメディアに登場する場合際に、一人のキャラクターとして確立していないわけには、いかないですから。
(※余談4)

-----
ざっくりと解説しましたが、まあ、大体こんな感じで合ってるかと。

なお、今回の記事において漫画版、小説版、その他メディアミックス展開を批判する気は、毛頭ございません
それ自体は否定できるものではなく当然の成り行きですし、何より自分はそれらを物凄く楽しんでおりますので。
ただ、「そういう時代もあった」という事を言いたかったのです。


最後に、冒頭の記事の他にもライターの熱いコメントがありましたので、それを紹介して終わりにしたいと思います。


その後のユウ達が、EXAMがどうなったのか。それはこれまでの君の戦い方1つにかかっている。だがそれの結末はゲームを終えた後もなお、我々に”何か”を考えさせるようなものとなっている。この蒼き死神の伝説は、我々がこの戦いを忘れぬ限り、永遠に続くのだろう。

ゲームのエンディングを受けてのコメントでしょうか?
格好良いこと言ってくれるじゃないですか。

そう、あなたが忘れない限り、あなたが”ユウ・カジマ”として戦った日々もまた、永遠なのです。



…16年前。
あなた自身が”連邦のエースパイロット”として…”ユウ・カジマ”として、戦場を駆け抜けた日々は、きっと今でも心に残っているはず。
あの頃ユウに重ねた、こっ恥ずかしいまでの中2病的ヒーロー像
時にはそれを思い出して、布団の中で「うがーっ!」ってなってみるのも、また一興かと。
それもまた、青春の良き思い出であることに違いないはずだから。
(と、なんだかよくわからないこと言って締め)

ええ、自嘲だってばよ。

-----
※余談1
漫画版、小説版のユウは<義務>から<愛>に変わっていった、って感じかな。

※余談2
名前に込められた「ユウ=YOU」からも、それは伺えますね。
…ところで、ユウのネーミングの由来について、明確にスタッフから語られたソースって何になりますかね?
ド忘れしてしまいましたので、誰か知っている方がみえましたら情報プリーズです。

そういえば、外伝2のCMにて、モーリンのセリフで「あなたがブルーに乗るのよ!」というものがありました。

これはユウへ向けてのセリフではなく、額面通り、まさに”あなた”へ向けてのメッセージだったんだなと、と今更ながら気づかされた。
(CM用の録り下ろしであり、本編中にこのセリフは無いですし)


※余談3
漫画版の単行本はゲーム完結後ですが連載はゲームと同時期でした。人によっては漫画版のユウをゲームに重ねていたかもしれませんね。
なお、設定資料集は完結後に発売されており、そこではユウの設定について、説明書よりはもう少し深く掘り下げられていました。

漫画版と小説版をベースに…と書きましたが、現在の形に落ち着くまでちょっとした紆余曲折がありました。
寡黙を通り過ぎて全く喋らないユウが存在していた件です(ギレンの野望とかGジェネのユウ)
ユウというキャラクターの変遷をもっと深く掘り下げてみても面白そうですが、これまた長くなるので別の機会にでも。

※余談4
「ゲームの主人公=あなた」というコンセプト自体は、外伝系をはじめ後の幾つかのゲームに引き継がれていきますね。

あと、補足として…
キャラクター確立後もユウとしてブルーを操縦するゲームはありましたが、それはもうユウというキャラクターのロールプレイなわけで「あなた自身=ユウ」というわけではありませんね。

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2012-03-11-Sun 02:37:21 │EDIT
思いついたことをスラスラっと箇条書き。

◆ダムエー先月号のEXAの解説ページ読み返してたら、
マリオンのCVが雪乃五月、林原めぐみって表記されてたのに今頃気づいた。
ちゃんと二人表記されてるのは好印象。

念のため解説しとくと、雪乃五月さんは原作ゲームのEXAMシステムの声担当。「EXAMシステム、スタンバイ」のアレです。設定資料集によると、マリオンの声優でもある旨が書かれています。
林原めぐみさんは初代ギレンの野望でマリオンの声をあて、以後もマリオンを担当されています。


◆最近、うちのブログに「ブルーディスティニーω」って検索ワードで辿りつく方が多くて、なんだろ?と思ってたら、「ω」って「オメガ」って読むのね。
「ブルーディスティニーω」…なんかブルーが(´・ω・`)ショボーンってなってるみたいでかわいいw

◆ブルー発売当時のゲーム雑誌のスクラップ漁ってみたけど、手持ちは「裁かれし者」関連だけだった。
内容も普通に攻略記事なので、改めて紹介するネタ無し(´・ω・`)。
でも一つ、ちょっといい話が載ってたので、それをネタにしようと思う。

当時の記事にて、ゲーム攻略雑誌のはずなのにガンダムにかこつけてガンダムのプチ特集を組んでるライターがいたのが面白かった。職権乱用かとw


◆ブルー発売当時…ではありませんが、2002年頃、某ゲーム雑誌での稲垣氏インタビュー記事をサルベージ。ガンダム外伝への言及もあったので、今度記事にしてみよう。
稲垣氏、結構インタビューやってるのね。プロデューサーなら当然か。
こうなったら、当時のゲーム雑誌をもっと漁ってみたいなあ。

…でも、それって一体どこにあるんだ!?ゲーム雑誌のバックナンバーなんて、古本屋でも殆ど見かけない!
…国立国会図書館、とか?






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2012-03-05-Mon 02:08:31 │EDIT
※記述と写真を幾つか訂正しました



時には昔の話を。


先日、古本屋にてこんな雑誌を発見しました。


1996年にメディアワークスより刊行されたゲーム雑誌「電撃SEGA EX」の創刊号。
表紙にあるゲームタイトルに時代を感じます。
(8月号、とありますが巻末によると次号発売日が7月22日、とあるので創刊号自体は6月に発売されたものと思われます)

当時の東京おもちゃショー(※1)で発表された新作ゲームの特集があり、その中に「機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー」がありました。
開発時の画像やインタビューなど、なかなか興味深い記事だったので、今回はそれを紹介したいと思います。



-----
※以下、実際に発売された「戦慄のブルー」を「製品版」と呼びます。




特集は4P。
おもちゃショーで公開されたバージョンのROMより、ドムやハイゴッグのモーション紹介、独自のゲーム分析、インタビューが掲載されています。

以下、掲載されたゲーム画面より興味深い点を幾つか。


◆コンソール初期案

まず面白いのが、2種類のゲーム画面。
製品版でのゲーム画面は

このようなものでしたが、おもちゃショーで発表されたものは




こんな感じになっています。コンソール類が違いますね(写真がちょっと見難いですね…すいません)。

1枚目…
右上にロックオンのON/OFFを表すと思われる表示。
左上にはブースとの表示。
中央、横長の長方形に「SP.GUN」とあります。これはビームスプレーガンのことだろうか(まあ、構えてる得物は違いますが)?
長方形はそのエネルギーゲージかな?
その下には「ALART」の表示もありますね。
縦のゲージは耐久値っぽいですね。

2枚目…
ずいぶんとスッキリしています。
左上に何やら表示が。ただの演出でゲーム的な機能は無さそう?
右下にステージマップがあります。
目を引くのが、画面に映る、銃器を構えるジムの左腕。これは製品版にはありませんでしたね。
そして気になるのが、その得物。製品版ではジムコマンドが持つマシンガンが描かれていましたが、これは少し違う。
この形、仮のものだったのかな?とりあえず思い当たるフシといえばジム寒冷地仕様が持ってたマシンガンがこれに近いか…?
ビームスプレーガンと思わしき表示といい…もしかして、当初は武装変更ができる予定だったとか?

まあ、いずれにせよ、これらが洗練されて製品版の仕様になったのでしょうね。


---
◆悲しきリストラ

プロモーション用と思われる、ジオン軍のシーンが2点。

森林。
製品版には森林ステージはありませんでした。
当初はMSを隠すほどの森で相手を探って戦う、というシチュエーションが想定されていたのでしょうか。


荒野。
製品版にも荒野はありましたが、この写真のような高低差はありませんでした。
また、ガウとマゼラトップが映っているのが面白い。
…が、残念ながら製品版で両機は登場していません。
(※2)

---
◆稲垣氏インタビュー

続いて、当時ゲームのプロデュースを担当した稲垣浩文氏のインタビューを引用して紹介。

-我々電撃SEGA EX取材班は、バンダイの稲垣氏に対して、まず『外伝』の現在の開発状況を聞いてみた。
稲垣「ストーリーはほぼ完成しています。今はそれに合わせて、ステージごとのMSの配置や、分岐の条件等を手直ししているところですね。
実は、ザクなどを見てもらえばわかるんですが、今回使えるポリゴンの数が少なくて、もとのMSを完全に再現できないんです。
そこで、MSのモデルを作る作業を1人のデザイナーにまかせることにしました。そうすることで、『外伝』ならではのデザインの統一感を出そうと思います。
ほかにも「動き」や「フィールド」を作る作業もそれぞれ1人の人間にまかせて、最終的にプログラマーがそれらをまとめあげる、という作り方をしています」


-『ガンダム』シリーズといえば「ニュータイプ」という存在は欠かせない。これは『外伝』にどのように関わるのだろうか?
稲垣「ニュータイプって扱いが難しいんですよ。それに『外伝』は1人の兵士の視点で描かれますから、彼から見て特殊な存在であるニュータイプは、シナリオにはあまり関わらないと思います。そのかわり、敵弾のスピードは早いけど避けられなくはないくらいにしてあります。そうすることで、たとえば敵弾をかわしつつ相手の背後を取ったプレイヤーが「今の動き…俺ってニュータイプ?」と感じられるような、そんなゲームにしたいんです。
そのためにも、敵MSの動きにはとことんこだわっています」


-確かにMSのアクション、とくにハイ・ゴッグの動きにはこだわりが感じられる。
稲垣「ハイ・ゴッグの動きは、OVAの『0080』を見たときから絶対にポリゴンで再現したい!と思っていました。もっとモーションをつけたいぐらいです。あ、でも誌面からじゃわからないですね(笑)。とにかく、一日でも早くユーザーのみなさんに見て、プレイしてもらうためにがんばっています。期待して待っていて下さい」



・気になった点を幾つか…
>分岐の条件等を手直ししているところですね。
もしや、展開に分岐があって複数のストーリーが?
…と思ったんですが、これはおそらく成績によって3巻目のエンディングが変わることを指しているかと。
各巻のデータを引き継いで云々が意外に大変だった、という趣旨の話が別の機会ででていましたので。

>それに『外伝』は1人の兵士の視点で描かれますから、彼から見て特殊な存在であるニュータイプは、シナリオにはあまり関わらないと思います。
ストーリーにニュータイプは大きく絡んでいましたが、ゲームシナリオ的には、確かに大きな関わりはありませんでしたね。
EXAM関連も、ユウ自身にはアルフからの報告が主で、ミッションも「よくわからないが凄いシステム、EXAMを駆使して敵基地を叩け!」とか「敵EXAM研究施設を破壊しろ!」という感じでしたし。
その辺を大きく膨らませ、ユウにニュータイプを大きく関わらせた小説版、漫画版はよく出来てたんだなぁ…と、再認識。

>たとえば敵弾をかわしつつ相手の背後を取ったプレイヤーが「今の動き…俺ってニュータイプ?」と感じられるような、そんなゲームにしたいんです
その真骨頂が外伝2の対イフリート改戦だな…何度も敗北を喫しつつ段々とイフリート改の動きに慣れた後、反射的にミサイル連射を避けつつジャンプ、背後をとって斬りつけが成功した時などアドレナリンがドバドバと(以下思い出語りなので省略)





-----
ところで、今回の記事で面白かったのが、雑誌ライターによる解説。
当時まだ新鮮な技術だった、ポリゴン。
冷静に分析しつつも、「最新技術によるガンダムゲーム」に対する興奮と熱い期待が滲み出ている解説がされていていました。
(特に、グリグリ動くドムやハイゴッグに興奮気味)
その他、コックピット視点でモビルスーツを自分の手でで操作できること。いち兵士として一年戦争を体験できること。『OGS』(※3)という新メディアで展開される新作ガンダムであること。文章の節々から期待感がビンビンと感じられ、、それが何だか微笑ましかったりしました。
(※4)
(※5)




そんなこんなで、『戦慄のブルー、第一報レポート』の、レポートでした。
当時のゲーム雑誌の記事は幾つか保存してあるので、また読み返して、記事にしてみようかな…。



-----
※1
1996年当時「東京ゲームショー」はまだ始まっておらず、新作ゲームソフトの発表は東京おもちゃショーで行われていた。

※2
なお、マゼラ・アタック、マゼラベースも未登場です。
…しかしながら、後の「コロニーの落ちた地で・・・」では分離機構まで見事に再現したマゼラ・アタック、上空を悠々と飛行する巨大なガウが登場したりして、リストラの雪辱(?)を果たすこととなりました。

※3
『OGS』とは、オリジナル・ゲーム・ストーリーの略。0080、08小隊などのOVAシリーズのようなオリジナルストーリーを、ゲームで展開しようという試み。本作『機動戦士ガンダム外伝』にて初めて使われた造語です。
この『OGS』という名称は定着しませんでしたが、そのコンセプトは『』コロニーの落ちた地で…』など、後世の外伝に受け継がれていくことになります。

厳密には、「OVAシリーズのように連作で定期的に展開されるゲームである」ことがOGSの定義になります。
そういう意味では単品で完結している以後の外伝シリーズは完全にコンセプトを引き継いだ、とは言えませんが…
この辺の話はいよいよ脱線になるので、またの機会に。


※4
プレイステーション版の「機動戦士ガンダム」でも同様の期待はあったのではないでしょうか。機会があれば、その当時の記事など漁ってみたいですね。

※5
期待の高さゆえか「こんなことが出来そうだ!」といった、ライターの予想が幾つかありました。
例えば、『建物の上から周囲の状況を確認』『ビルの合間から狙撃』『ミッションの遂行内容によってストーリーが変化』など。
実際の製品版ではこれらが実現出来ているとは言いがたかったですが、後年のガンダムゲームではどれも実現できていますね。
何とも感慨深いです。





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2012-03-02-Fri 00:34:59 │EDIT
[6/10追記]
なんかフルブースト、イフリート改の検索ワードで当ブログへのアクセスが急に増えたんですが…
ごめんなさい!ここには大した情報載って無いんスよ!
とりあえず、アルカディアによるとイフリート改は6月末のアップデートで登場、モバイルにはモーリンちゃんが登場予定ということらしいですよ!
続報を皆で待とう!

[追記ここまで]




-----



噂には聞いてたけど、マジだったか!

EXVSフルブーストの公式サイトにて公開中。
リンクはコチラ

バンシィの角が割れるシーンの次。
1分23秒から1秒にも満たないですが、イフリート改とブルー1号機が切り結びしてます。
イフリート改は後ろからのアングル、しかも本当に一瞬だけど格好良いなコレは!

参加機体の項目にまだイフリート改はないけど、これは登場確定と見てよろしいよな…!

前作、EXVSでは本気のブルー1号機を魅せつけてくれましたが…今度はイフリート改&ニムバスをどう魅せてくれるか非常に楽しみです。

拍手[4回]

2012-02-27-Mon 01:54:40 │EDIT
ブルー祭りの続く今月のガンダムエースの感想を幾つか。
ブルーネタはオイシイと思いつつ、まあ、いろいろと思うところが無いと言ったら嘘になってしまうわけなんですけれども…
ま、いろいろと割り切っていきまショ。

-----
◆ガンダムEXA
(※以下、”漫画版”とは高山瑞穂氏による漫画版ブルーを指します。また、”EXA”、”EXAM”とよく似た表記で混乱を招くので”EXAM”は”エグザム”とカタカナ表記としています)

・ブルーディスティニー3号機改
戦闘で破壊された2号機、3号機をアナハイムが回収。エグザム解析のため修復した機体。
陸戦型ガンダムのパーツが手に入らなかったため、頭部はジムで代用されている。
エグザムシステムの完全修復には至っていないが、マリオンがシステムの役割を受け持つことで驚異的な性能を発揮する。


調整段階の3号機改。カラーリングのちぐはぐなのは、2号機と3号機の使えるパーツをミキシングしているからと思われます。


大破した機体を回収、て。
「全て失われたと思ってたけど、実は…」パターン来た。
理由付けとしては一番簡単なんだけど、機体がロストすることでキレイに完結した作品に対して安易にこの手法使うってのはちょっとどうかと思わなくも無い(これはクロボン外伝の最終兵士でも思った)。
まあ、ガンダムに限らず続編ものでは非常によくある手法だから文句言っても仕方ないよなぁ…



・ブルー3号機改&マリオン出撃!
マリオンの目的は、エグザムシステムの技術を応用した強化人間プロジェクトの被験者、プロト・ゼロの解放だった。
ニュータイプに反応したゼロが発砲し、両機は激しく火花を散らす…


ブルーが何やらユニコーン的な変身を!
なんだこりゃ!?
これには正直驚いた!


漫画版を意識したセリフかな?
(※余談1)



・正史での結末…?

EXAってシミュレータへのダイブとはいえ、シミュ内の出来事は歴史を忠実に再現しているわけだ。
ってーことは、ゼロとマリオンの対決、そして両者戦死も正史上起こったこと…?
エグザム事件の結末としては…そして、かつてどの媒体でも語られてこなかったマリオンの結末としては、悲しすぎないか。

漫画的には、この悲劇を回避するためにレオスが介入して歴史改変!って展開になるだろうし、それがカタルシスなのは理解できる。

理解できるのだが…

うーん、なにか気づいてはいけない事があるような…。
(※余談2)



・千葉版アルフ

強化人間プロジェクトに取り組むアルフ。ニヤリと笑顔。
個人的には小説版アルフの印象が強かったので、これにはなんかワラタw
うん、EXAは千葉氏原作だけあって間違いなく喜々としてやってるわw
(※余談3)

・3号機改の解説

解説ページのこの3号機改って


ガンプラビルダーズの1号機だね。よく見ると影のつけ方が完全に一致。
そういや本編で3号機改が持ってた盾、ガンプラビルダーのと一緒だし。
ビルダー版を参考にしたのかな。
…いえ、だから何だと言われても仕方ないですが気づいたので、一応ね。

※ジムコマンドが装備してることでお馴染みの盾。
あれってジムカスタムやクゥエルも持ってるけど、よく見ると形がちょっと違って、
ジムコマのは上半分の両サイドに穴があるけど、ジムカスタムらは穴がない。
HGUCで2号機についてるのは穴あり版だけど、ビルダーでは穴なし版だった。
EXAの3号機改は穴なしを装備していました。

舞台設定が0083より後の時代だから、設定的ジムカスらの盾を装備していたのかな。
…それとも単にビルダー版のトレースだからか。


いろんな意味で驚きの展開です。
ところでエクストリームガンダムがドモンの教えを経てシャイニングガンダム的な進化をしたなら…

今度はマリオンとの戦いを経てブルー的な進化をしてですね…(以下妄想が暴走なので略)。
(※余談4)

---
◆ガンダムKATANA
前回は素立ちで「毒蜘蛛」のみでしたが今回はチャンバラもありで大活躍。

やっぱりアクションは凄く格好良いね。

親の仇を狙うスーチー、仁義に目覚めたコテヅ。
さてはてツルギ親分は両者をどう”裁く”のか…大岡裁き的な意味で。




---
◆その他
・弐瓶勉新連載、コネ工工エエエエエ(´Д`)エエエエエ工工

おいおい、先月やるって言ってたじゃん。
なんでトライアイドGM(仮)載ってないんだよ。

何かの事情で今回掲載できなかったのかもしれないが、
それにしたって休載の告知、一言も無いぞ。
つーか本誌でトライアイドGM関連に一言も触れてないし、次号予告にも無いし。
まるで、そんなもの最初から存在していなかったかのような通常営業っぷり。

なんだよこれ。
これ、読者に対しても作者に対しても、物凄い不義理じゃね?

先月号の編集後記で、編集長自ら言ってたよなあ
「次号よりついに弐瓶勉先生の漫画が開始しますのでご期待下さい!」って。
編集長の言葉として、それ言ってんだよ?
んで、今月の編集後記で弐瓶勉新連載に一言も触れてなくて、締めが「お台場行くぞー」て。何これ。何だこれ。
なんだこの編集長。
いち雑誌の編集長やってるならもうちょっと自分の言葉に責任持てよ。

せめて、一言でも。
目次に一言でも「都合により休載」とあれば、まだ義理は通せたものを。
「内容は変更になることがあります」で済ます気か?
最低限の礼儀すらなっちゃいないのか。

正直、ダムエー編集部って漫画雑誌の編集部としてはあんまり良い印象無かったけど今回でイメージガタ落ちだよ。

載って無い事は、仕方がなかったかもしれない。
ただ、一言でも。せめて一言でもあれば…。
あーあ。


…ここで言ったところで何がどうなるわけでもないけど、せめて愚痴らせて下さい…。


----------
※以下の余談は完全に個人の感想になるので興味ない方はスルー推奨。

※余談1
EXAと漫画版に直接的な繋がりがないとはいえ、漫画版が話の基礎になったフシは見受けられたので、あえて言わせてもらいますが…
マリオンの言う「解放」は、ゼロの中に育つ「蒼い死神」を消し去ることと、エグザムそのものであった自分を消し去る事を意味している。
漫画版でのマリオンも、同じ意味での「解放」を望む描写は確かにあった。
漫画版では、ユウはマリオンの望みを受けてもなお、「消滅による解放」とは別の道を模索することを決意し、それを自身の「戦う理由」とした。
そしてマリオンはユウの決意に涙し、微笑んだのだ。

だから漫画版ユウの決意を反故するような、EXAでのマリオンの行動は、少し残念だった。
かつてのユウの決意は無駄だったのか?と。

エグザムのかけらが残っていたのなら、マリオンのこの行動も止む無しとも思えるが、うーむ…。
まあ「これはこれ、それはそれ」なのは分かってるんだけど、EXAが漫画版を意識していただけに、気になってしまってね。
展開的に、おそらくEXAのマリオンに別の道を示すのはレオスの役割であろうから、そこに救いを期待しとこう。
あと、かつてのユウの決意に思いを馳せるマリオンの描写が少しでもあれば御の字。
うん、これ、個人的感想ね。



※余談2
エグザクターが介入して歴史改変、としてもそれはあくまでシミュ内にパラレル時空が発生してるだけで正史が変わるわけでもないんだよなぁ。
例えるなら、ドラゴンボールにおけるタイムトラベル理論(青年トランクスがタイムスリップしても、彼の時空での破滅は回避できなかったってやつ)に近い。

Oh...どう転んでも詰みやないかい。

ええい、もう、俺、気づかないふりしてしまえ。
全然気づかない。気づかないフリ!


「マリオンのその後は皆さん想像におまかせしますが、私の中ではハッピーエンドが用意されています」これは、設定資料集での、千葉氏によるマリオンへのコメント。
プレイヤーの想像に委ねることで結末をぼやかしつつ、それでいて美しい結末を予感させる素晴らしいコメントだと思っていました。

思っていたのだよ。


※余談3
小説版のアルフはニュータイプに対しロマンを抱いているので、たぶん喜々としてプロジェクトには取り組むことは無いでしょう。
小説は派生であり千葉版アルフは本家なので”千葉版”と表記するのは本来失礼かもしれないが、ここでは便宜上そうさせてもらいます。



※余談4
わからないのが、EXAの公式設定っぷり。
ぶっちゃけちゃうと、今後ブルーの話をする時にEXAの設定を公式設定として(もしくは公式設定に近いものとして)当たり前のように話題にしていいのか、それとも「あくまでEXA設定だから」と割り切って話の引き合いに出さなくてもいいのかがわからない。

失礼を承知で言わせてもらうと、この話が仮に二次創作のものだったら俺は諸手を挙げて楽しんでたと思う。
「それはそれ、これはこれ」と完全に割り切れるし、公式設定がどうのこうのなんて微塵も気にせずにいられたから。
なまじ、公式に近いサイドの物語だから、完全に割り切ってしまっていいのか?気になってしまうのだ。
ああ、何か難しく考え過ぎかなあ…。

いやまあ、もっとストレートに言っちゃえば正史ルートでマリオン死亡、ってのを認めたくなくて屁理屈こねてるだけなんですけれども。


なんだかんだ言ってますが、今後の展開が楽しみなのは、本当。
ゼロとエグザムの関係、ゼロとマリオンのやりとりに「そうきたか!」と感心したのも、正直な感想。
それゆえに、なんだか複雑な心境ではありますが、とりあえず次回に期待したいということで。






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「機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー」や一部ガンダム外伝系のネタを取り扱ってます。設定の考察よりも、設定の成り立ちや変遷を追ってます。まあ、参考程度に。

一年くらい更新を休んでましたが戻ってきました。

過去記事のは「カテゴリー」の「記事インデックス」、もしくはそれぞれの項目を参照。セガサターンソフト「機動戦士ガンダム外伝」の情報及び過去のブルー関連フィギュア、カード(2004年頃まで)についてはHP:蒼色一号を参照のこと。
メール:tdfuh1abg@hotmail.com(@は半角)
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