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機動戦士ガンダム外伝THE BLUE DESTINYについて取り扱うブログです。ブルーディスティニーに関するいろいろなコラムを書いています。

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2024-04-26-Fri 00:55:19 │EDIT
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「GAME'S MsV」よりブルー2号機&3号機 その2

2008-04-21-Mon 01:27:51 │EDIT
前回の続き。
以前も書きましたが、「GAME’S MSV」ではガンダム系記事でお約束の”宇宙世紀上で存在する資料、もしくは記事”といった形の解説を行っています。今回紹介するブルー2号機&3号機の記事はその点で非常に面白く書いていますので、その辺りも紹介してみたいと思います。


※『』内は記事引用

『上記の写真は、「蒼い死神」(’02年7月号掲載)と呼ばれたMSの資料とともに、ジャーナリストのジェシカ・ドーウェン氏のもとへ送られたものといわれている。』
『一見するとガンダムタイプ同士の模擬戦を撮影したように見えるが、これは立派な実戦途中のものだ。』
(中略)
『二つの機体は、お互い惹かれあうようにルウム宙域で遭遇し、両機とも常人離れした性能を発揮したものの、双方この宙域で失われている。余談だが、生還したユウは0093年の「シャアの反乱」にも参戦し、この時と同じ風景を見たようだ』


※ジェシカ・ドーウェン初期設定ラフ画

ジェシカ・ドーウェン。彼女はブルーの設定資料集にて、戦後にEXAM事件を追うジャーナリストとして登場しました。その中で「謎の人物からEXAMに関する資料が匿名で届けられた」という話があり、上記の記事はその辺りを絡ませて書かれたものです。(※解説1)

ガンダムの解説でお約束の”宇宙世紀上で存在する資料(記事)”といった形で解説文を書く場合、例えばファーストガンダムやZガンダムの場合は、劇中でも大きな戦争であったため、現実のそれと同じように多くの記録・資料が残っていると考えるのが自然である。そしてそれを後年の歴史研究家による記述として、解説文を書くことができる。(※解説2)

しかしEXAM関連の事件の場合、地球連邦軍の公式記録からは完全に抹消され(※解説3)、ジオンのEXAM研究施設もユウの手によって完全に破壊されてデータは残っていません。
そういった背景がある出来事を”宇宙世紀上で存在する資料(記事)”として書く場合、どうしたらよいか?
その答えの一つが「ジェシカ・ドーウェン」を引き合いにだすことではないでしょうか。
EXAM関連事件を追った唯一の人物である彼女のレポートをもとにして書かれた、とすることで自然に宇宙世紀上に存在することができ、そういった意味でこのGAME'S MsVで書かれた記事も非常に上手い形で書かれていると思います。
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引用文二つ目。個人的には、こうした表現がいかにも”らしさ”を出していて好きですね

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引用文三つ目。この中の『この時と同じ風景』は、0093年という記述から小説版で落下するアクシズに取り付いた際に見たニューガンダムから発する”蒼い光”とニムバスとの最終決戦後にユウが見た”蒼い宇宙”がそれにあたると思いますが、この記事ではその辺が書かれていないため、いささか唐突な印象を受けます。
…ここからは勝手な妄想になりますが、この”蒼い光景”を見たのはユウ自身であるため第3者がそれを知るはずがありません。あるとすれば、ユウ自身が誰かに語ったことになります。さて、一体誰に語ったのだろうか…?それは、他ならぬジェシカ・ドーウェンではないだろうか。(※解説4)彼女は戦後EXAM事件を追ってかつての関係者を追いましたが、そのほとんどがまだ軍属であったため接触できず、唯一、退役してサイド6にいたフィリップに接触するも取材には応じられませんでした。しかし、U.C.0093の第二次ネオジオン抗争の数年後にユウは軍を退役。その退役したユウに取材を申し込み、その過程で知りうることができたのではないだろうか。
(とはいえ、もともと無口で寡黙な性格のため家族・友人にすら話さず墓場まで持っていきそうな気もしますが…)

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ブルーディスティニーシリーズに関しては、以上です。イフリート改も掲載されたことがあるので、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
また、設定資料集のジェシカ・ドーウェンのレポートについても、いずれ詳しく。

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※解説1
彼女の書いた”EXAMレポート”は軍のチェックに引っかかり、連邦軍広報課の保管庫に”ゴシップ記事”とランク付けされて眠っていた。しかしU.C.0088年のティターンズ崩壊に伴う情報公開により一部の資料が公開。その中に、このレポートがあったという設定になっています。
当初、原作ゲームは彼女の書いた報告書という形で進行される予定でした。それがボツになり、設定資料集にて日の目を見たという経緯です。
また、レポートはいわゆる「戦場の都市伝説」として語り継がれた”蒼い死神”の正体を追うといった形で書かれており、なかなか読み応えがあります。

※解説2
わかりやすい例としては、最近までデアゴスティーニより出版されていた「週刊ガンダム・ファクトファイル」に掲載された記事がそうであろうか。特に「宇宙世紀ガイド」「歴史フォーカス」「MS運用理論」などのコーナーでは後年の歴史研究家の記述風に解説に加え、ライターの名前と年まで記載されていれる。
例えば、宇宙世紀0079の大西洋での戦闘に関する記事の文末に『ドネル・マクドネル U.C.0098』といった感じです。

※解説3
デラーズ戦役も同じく連邦公式記録から抹消されたとなっています。しかし「あれだけ大きな事件の記録のすべてを抹消仕切れなかった」「戦後数十年たって情報開示が行われ~」といったお題目で解説されることが多くあるようです。

※解説4
設定資料集によるとジェシカ・ドーウェンはU.C.0090年頃は行方不明となっています。妄想を膨らませますと、ティターンズの横暴を暴こうとして拘束されそうになり、行方をくらませたとか?その際に同じくジャーナリストのカイ・シデンと協力してキリマンジャロで旧ジオン派と(以下妄想が飛びすぎたため省略)

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「機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー」や一部ガンダム外伝系のネタを取り扱ってます。設定の考察よりも、設定の成り立ちや変遷を追ってます。まあ、参考程度に。

一年くらい更新を休んでましたが戻ってきました。

過去記事のは「カテゴリー」の「記事インデックス」、もしくはそれぞれの項目を参照。セガサターンソフト「機動戦士ガンダム外伝」の情報及び過去のブルー関連フィギュア、カード(2004年頃まで)についてはHP:蒼色一号を参照のこと。
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