ブルーディスティニーの歴史を語る上で欠かすことが出来ないのが、高山瑞穂氏による漫画版。
当ブログでも今まで何度もマンガ版からの引用がありましたが、
今回は、いよいよ漫画版ブルーディスティニーについて詳しく特集してみたいと思います。
第1回は、マンガ版単行本の仕様について。
漫画版ブルーの単行本は2種類あります。
マンガ自体は同一の内容ですが、若干、それぞれの仕様が異なっているので、その違いに注目していきます。
最初に発売されたのが左、新装版が右。
右はいわゆる青年コミックのサイズ。旧版はサイズが大きめです。
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まずは1997年発売のKCデラックスとして発売されたバージョンから。
表紙
裏表紙
カバーを外した状態。
折り返しイラスト
カラーイラストで、EXAM発動中のブルー1号機。連載告知用、もしくは連載初期に描かれた物の収録と思われます。
※新装版では未収録原作ゲーム説明書などでも使用されたオフィシャルイラストを収録。
※新装版では未収録インデックスでは、マンガ版未登場の3号機のカラーイラストが書き下ろし。
※新装版では未収録雑誌掲載分に加え、各話の最後の余白ページには書き下ろしイラストと、高山氏のコメントがあります。
※新装版でも収録また、最終話の後には”あとがき”として、その後の展開となる「裁かれし者」のダイジェストが2P、書き下ろしで収録。
※新装版では未収録-----
次に、2005年にコミックボンボンコミックスにて新装版として発売されたバージョン。
表紙&裏表紙が新しく書き下ろされました。
書き下ろしのブルーは頭部右側にアンテナ、シールドの色が陸戦型ガンダムのものと同じだったりとアレンジが加えられています。
カバーを外すとモノクロ印刷のカバーイラスト。
また、折り返しにもそれぞれ書き下ろしイラストあり。
ザクキャノン・・・?原作ゲームでは1ステージしか登場してないので、正直印象は薄い・・・。
もう一つは書き下ろしマリオン。
旧バージョンでは未収録だったイラストが中表紙。絵柄の様子から、連載初期に描かれたイラストかと思われます。
目次。旧版であったカラーイラスト無し。
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漫画版ブルーは長く絶版状態が続いていましたが、現在は新装版が広く流通しているため、入手も容易です。
ガンダムのマンガ単行本といえば、最近は角川書店のガンダムエースのコミックスが大変多く出版されています。
でも、このブルーのコミックスは”講談社”なので、書店で探すときは要注意。ガンダムエースのコミックス周辺にはありません。
講談社のコーナーを探してくださいね。
(書店によってはガンダムの書籍を出版社問わず集めたコーナーを作っていて、そこに置いてあるかもしれませんが。)
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次回は、漫画版のストーリーに注目してみたいと思います。
[5回]
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