「SDガンダムには武者・騎士とか色々あるけど、そういえばブルーディスティニーがモチーフになったことって、あるのかな?」
なんて思ったことはありませんか?
SDガンダムにおける武者・騎士モノの歴史は20年近くあり、ガンダムやZガンダムなど昔からの主役級MSは色々なシリーズに登場しています。
さて、歴史が浅い(といっても10年たってますが)ブルーディスティニーにも武者、騎士アレンジはあるのでしょうか?
あるんですよ。
今回は、まず騎士アレンジされたブルーを紹介したいと思います。
(最近じゃ三国志モノもである「SDガンダム三国伝」にてブルーが登場しましたが、それについては以前触れたので割愛)
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古いハードディスクを漁っていたら、こんなスキャン画像が出てきました。
2000年頃のSDガンダム外伝シリーズ「SDガンダム英雄伝」。
このスキャン画は、店頭配布されたフリーペーパーからです。
「SDガンダム英雄伝」はナイトガンダムシリーズの流れを汲むシリーズですが、従来の騎士ガンダムシリーズではモビルスーツ自体が意思をもっていたのに対し、「英雄伝」ではモビルスーツはすべて機兵扱いになっていて、人間のパイロットが搭乗します。また、ストーリーでは武者も絡んできます
(英雄伝の詳細については。
ウィキペディアを参照)
登場するMSは従来の騎士ガンダムシリーズのデザインを流用したもの、新規にデザインされたものがあります。
ブルーが騎士ガンダムシリーズに登場したのは今回が初めてであり、当然、新規のデザインでした。
こちらが騎士アレンジされたブルー、「疾風騎士ブルーディスティニー」です。
こちらは2号機ニムバス仕様をベースにしたデザイン。ちゃんと1号機、3号機も存在します。
(といってもストーリー上では同一機体の頭部変更、カラーリング変更だったようです)
注目すべきは、そのカラーリング。この配色ってブルー2号機の初期カラーリング案にとても似ているんですよね。
設定資料集より、大河原邦男氏によるブルー2号機の初期カラーリング案。当時のセガサターンではこの配色を再現するのは無理だったため、現在知られる配色になった。
うーん、ずいぶんマニアックなところからネタを引っ張ってきたのか、はたまた偶然なのか…。
各部のアレンジをみてみましょう。
頭部。本来、陸戦型ガンダム系のカメラアイは目の上辺が真横のラインになっているので、
この両目の端がつりあがったデザインにより、普通のブルーとは違った印象を受けます。
(ガンダムは微妙に吊り上っている…はず。この辺はちょっとうろおぼえなので、またの機会に検証してみます)
肩。ブルーは陸戦型ガンダムの肩アーマー内に、もう1枚装甲があり、それを大きくデザインしたことにより鎧らしさが強調されています。
胴体。胸部バルカンは省略されてますが、胸部ミサイルの名残はあります。
次は1号機。
こちらは英雄伝のカードのもの。
顔のゴーグルがツインアイ風にアレンジ。そのせいでちょっとジムっぽさが抜けています。ガンイージに似てるか?
こちらの配色も白色がワンポイントに入っています。また、肩アーマーが赤いのも特徴。
3号機のガシャポン。
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さて、次はイフリート。
カブト虫のような頭部アンテナが特徴。脚部ミサイルポッドは省略されています。
こちらの配色も白色のワンポイントがあります。これも没カラーリングに近い印象をうけます。
イフリート改、初期カラーリング案
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騎士アレンジについては、とりあえずこんな感じでしょうか。
おなじみのモビルスーツの、それぞれの世界観に合わせたアレンジを楽しむのもまた一興。
それもSDガンダム外伝シリーズの魅力ですね。
今回用意した画像はカードだったりガシャポンだったり、ちぐはぐでした。
こちらも集めているんですが、なかなか集まらない。
集まった時には、改めて紹介したいと思います。
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