前回の3回で、EXAM発動時の”赤目”の話はおしまい。
今回は、毎度お馴染みのしょーもない余談です。
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~第1回で立てた仮説について~
”当初はEXAMが発動するとゴーグルは赤色になるという設定で、
ゲームでも”赤目”で登場する予定だった。
そして”赤目”として開発が進められたが、マスターアップするまでに「EXAMが発動してもゴーグルの色は特に変化しない」という設定に変更になった。”
という仮説を第1回で立てましたが・・・。
理由なんて、考え出したらキリがないんですよね。
1:当初はEXAMが発動するとゴーグルは赤色になるという設定で、ゲームでも”赤目”で登場する予定だった。しかし、開発中のものをマスターアップする際に何らかのトラブル(バグ?)で、緑のままになってしまった。
2:当初からブルー1号機は赤色のゴーグルという配色だったが、ゲーム開発中に緑色に変更になった。つまり、そもそもEXAMが発動してゴーグルの色が変化するという設定自体が無かった
なんてのも、とりあえず考えつきましたが。
今回のコラムでは”赤目”の変遷を追うのみで、その発祥については言及できませんでした。
実際のところ、やっぱり開発者に直接聞いてみないことにはわかりません。
もしかしたら当時の雑誌の開発者インタビューなどで答えていたりするのだろうか?
もし、雑誌記事を保存しているなど、当時の状況がわかる資料をお持ちの方がみえれば、
ぜひ当ブログにご一報下さい。
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~B-CLUB 第131号~
”赤目”のブルー1号機を描いたイラスト、実はもう1枚あるんです。
それは96年8月(9月?)発売のB-CLUB、戦慄のブルーが特集された第131号です。
(B-CLUBとは、1985年10月から1998年2月にかけてバンダイ出版課から発行されていた模型雑誌。~ウィキペディアより)
以前、一度だけネットで画像を見かけたのですが、それきり。
そこで描かれたブルー1号機のゴーグルは、確かに赤かった。
古本屋で探しているのですがなかなか見つからない・・・。
バンダイが出版していた雑誌だけに、何か詳しい情報が載っているかもしれない。
目下、探索中ですので見つけたらブログで取り上げてみたいと思います。
ええい、いざとなれば国立国会図書館という手があるか!?
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~セット版での修正~
「97年当時では、”赤目”はボツ設定だった」とする根拠について、もう一つあったのを書き忘れていました。
こちらは、第1回でも紹介した96年9月に発売された原作ゲーム1巻の説明書。
そしてこちらは、1997年8月に発売された原作ゲーム1~3巻+おまけディスク付きで発売された時の、原作ゲーム1巻の説明書。
同じページですが、よく見ると96年版では”赤目”になっているブルーの写真が、97年版では発売されたバージョンである”緑目”のものに差し替えられています。
わざわざ修正されているということは、やはり”赤目”がボツ設定になっていたからではないだろうか。
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~暴走の表現~
暴走して目が赤くなるロボットといえば、劇場版パトレイバーの零式がありますね。
そういえば、高山瑞穂氏によるブルー暴走状態のゴーグル、零式が暴走した時と似ているような…。
[1回]
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