ブルーディスティニーシリーズも2006年に10周年を超え、現在ではGFF、HGUCなど何かと立体化の機会に恵まれてきました。
しかしながら、その両方で「何か違うな」といった感想を持ったことはありませんか?
今回は、立体物のブルー1号機の”顔”に注目してみたいと思います。ガシャポン・プライズ等のフィギュアはブログの過去ログ、もしくは本家サイトで既に取り扱っていますので、GFFとHGUCを取り上げてみました。
※今回は、かなり主観の入ったコラムになります。
まずはそもそもの設定画から。
陸戦型ジムの顔をベースに額、頭部バルカンポッドが耳にあたる部位についています。
ゴーグル部位から、明らかなジム顔の印象をうけます。
そして、ブルー1号機といえば印象の強い原作ゲーム2巻のパッケージ。
次にGFFのフィギュア。一目でわかる「コレジャナイ」感。ゴーグル部位がかなり小さく、額パーツがのっぺりしているため大分違った印象があります。額パーツの上部の凹形が浅く、まるでガンダムのアンテナを取り去った後のような感じ。
ガンダム顔に近づけたジム顔、もしくはガンダム顔から引き算をして作られた顔、とでも言うべきでしょうか?
斜め、横から。バイザー部位がちょっとは確認できます。少しだけ、従来のブルーっぽさが伺えます。また、バルカンポットが特殊な形状になっています。
モトネタとなったイラストのブルー1号機。
斜めからのアオリで描かれているため、ゴーグル部位が比較的よくわかります。
次に、カトキハジメによるGFF用イラスト。
各部造形はフィギュアと同じですが、ゴーグルがこちらは比較的大きいです。
造形師の趣味であのようなガンダム顔になってしまったのだろうか?当時のホビージャパンに載った造形師へのインタビューではその辺りは言及されていないため、真相は造形師のみぞ知るといった所です。
次にHGUC。ゴーグルが比較的広くとられていますが、もう少し大きくてもいいかも。額パーツの凹は、はっきりとわかります。
正面からだと、頬が膨らんだような印象があります。何故か?
横、斜めなど角度によっては違和感がないようですが…。
わかりやすい例として、マンガ版を見てみましょう。
そうです、元々のブルー1号機にくらべ、HGUCはバルカンポットが大きく、あごのラインまで届いてしまっています。(このイラストでは、逆に少し小さいですが)
また、バルカンポッドの丸パーツが若干、下になっています。
そのため正面からだと、頬の膨らんだちょっと不恰好な印象になってしまいます。
ペイントツールで、やっつけですが写真を加工。
バルカンポッド下部を削り、丸パーツを少し上に上げてみました。
こちらの方が設定画、パッケージの顔に近くブルー1号機らしい印象を受けます。
これからさらにバルカンポッドの丸パーツを削って改造パーツ等をバルカンポッドの上のラインに合わせて付け、頬を少し削り、ゴーグル部をちょっと加工すればもっと印象が変わると思います。
GFFの加工は難しいですが、HGUCなら比較的簡単に加工できるので1号機らしさを求める方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
…とりあえず、言いだしっぺの僕がやってみなきゃなぁ。
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とりあえず、ブルー1号機は「立体化しただけでも御の字」ですし、それぞれのアレンジが好きな方もみえると思います。
ちょっと悪口も書きましたが、どうか気を悪くなさらずに。
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