今回もヒートサーベルの話です。
…つーか、検証用に考えていた重要な写真を撮り忘れたまま前回のコラムを書いてしまいました。
ですので、急遽「その2」です。前回の続きというよりは訂正と補足です。
こちらは原作ゲームの第3巻、「裁かれし者」の取り扱い説明書に載っているイラスト。ヒートサーベルはグフのものと同じデザイン。前回指定した分類では”サーベルC”になります
漫画版ブルーのイフリートが装備していたヒートサーベル。こちらも”サーベルC”です。
前回、イラストや立体物でイフリート改のサーベルが”サーベルC”になる理由について
『C:「ジオン軍の剣タイプのヒート兵器といえば、グフのヒートサーベルだな」→”サーベルC”
といった感じで解釈されていくのではないだろうか』
と、推測しました。
今回紹介しました2つの例はブルーディスティニーという作品の歴史において初期のものにあたります。
そのため、後年の絵師、造形師が参考にする媒体として使用する可能性は高い。
したがって、前回の推測Cを以下のように訂正します。
Cの1:「ジオン軍の剣タイプのヒート兵器といえば、グフのヒートサーベルだな」
→”サーベルC”
Cの2:「イフリート改のヒートサーベルはどんな形だろう?設定画は存在しない。説明書(もしくは漫画版)を参考にしよう」→”サーベルC”
”サーベルC”の解釈には、この二通りがあるのではないだろうか。
そして今回例に挙げた2つのイラストに関しては”Cの1”、もしくは
”本来、イフリート改のヒートサーベルは、実はグフと同じものだった”というのが理由ではないだろうか。
(まあ所詮は僕の想像に過ぎず、本当のところはゲーム開発スタッフ、それぞれの絵師・造形師に理由を聞くのが一番てっとり早いのだが)
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その他、前回紹介し忘れたイラスト、ゲーム画面を紹介。
PSソフト「Gジェネレーション」より。ちょっと見えにくいですが、こちらはイフリートと同じデザイン(サーベルA)のようです。
PS2ソフト「Gジェネレーションスピリッツ」より。同じく”サーベルA”
小説版ブルー(※解説1)の、大河原邦夫氏による口絵。”サーベルC”と思われますが鍔のあたりが”サーベルA”に似ている。
なお、挿絵ではサーベル形状は確認できず。↓
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※解説1
これら2枚のイラストは1997年発行の小説に収録されたものです。
現在は普及版として文庫版の小説が発行されていますが、これらイラスト及び旧小説版にあったイラストは収録されていません。
文庫版は現在でも入手が容易ですが、旧小説版は現在入手困難になってます。…が、某ネットオークションなどでは比較的頻繁に出品されているようです。
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