前回に続き、「CROSS DIMENSION 0079 死にゆく者たちへの祈り」(以下、CD0079)特集。今回はカードビルダーにて久々の登場を果たした、ボルクとヘンリーを紹介します。
ボルク・クライはピクシーのパイロット。連邦の輸送部隊、アルバトロス中隊に所属するMSパイロット。ピクシーをホワイトベース隊に届ける任務中ジオンのウルフ・ガー隊の襲撃を受け、上官の制止を振り切ってピクシーで出撃します。
ヘンリー・ブーンはジオンの特務部隊ウルフ・ガーの隊長。連邦の新型を奪取するため、イフリートを駆りアルバトロス中隊を襲撃します。
ピクシー、イフリートはGジェネをはじめゲームによく登場しますが、肝心のパイロットたちの再登場は、なかなか機会がありませんでした。
久しぶりに再登場したのはGNO2(ガンダムネットワークオペレーション2)。2005年4月のアップデートにてピクシー、イフリートが登場しボルク、ヘンリーもユニットキャラとして登場しました。
そして2007年。原作であるスーパーファミコンのゲーム『機動戦士ガンダム 』の発売である1995年。より実に12年ぶりに新規描きおろしイラストで復活しました。しかも、声までついて。カードビルダーではゲーム中にキャラクターがセリフを喋るのでボルク、ヘンリーにも声優がついています。(すいません、僕はカードビルダーやってないんで誰が声優なのか
はよくわかりません)
それでは、カードビルダーに登場した両名を紹介します。
ボルク・クライ。資料によっては「ボルグ・クライ」と表記されることがあります。「ボルグ」とはロシア語で狼を意味する言葉だそうです。(そういえば「はじめの一歩」でもボルグって名前のロシア人ボクサーがいたなぁ)
原作のイラストとは一味違った、落ち着いた印象に描かれていますが、ゲーム中のグラフィクでは原作イラストに近いものになっています。
原作イラストはまた後で紹介。
ヘンリー・ブーン。
CD0079とは関係ないですが、機動戦士ガンダムって「ブーン」という名前の人物が多いですね。グラブロのパイロットも「ブーン」。フラナガン機関の、「フラナガン・ブーン」。富野作品つながりで、キングゲイナーに「アスハム・ブーン」なんてのもいました。富野監督の好きな語感なんでしょうかね。
こちらは両名の原作イラスト。カードビルダーよりも鋭い印象のボルクとヘンリー。彼らをはじめ、『CD0079』のキャラクターデザインは川元利浩が担当しています。(08小隊、0083スターダストメモリーのキャラデザも担当してます)
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ピクシーつながりで、オマケの1枚。こちらはSDガンダム外伝~閃光の黄金神~に登場した、「隠密剣士ピクシーガンダム」です。
やはり、ダガーの逆手持ち。ミノフスキーマントで姿を隠すことができる、とのこと。隠密剣士という名称といい、ピクシーのイメージにピッタリですね。
僕もSDガンダムにハマったクチですが、シリーズ後期あたりは全然知らず、ピクシーが登場していたことも知りませんでした。これは、以前カードショップで偶然見つけた1枚。入手困難という意味では結構貴重ではないでしょうか?
ちなみにHPではなくBHPという表記になっているのは、SDガンダム外伝シリーズでHPの数値がインフレしすぎたため、一度リセットされたためだそうです。
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最後にもう一つ余談。イフリートの公式イラストの配色が2通りあるのは前回話した通りですが、ピクシーにも2種類存在します。カードで使われている配色の他に、こんな配色のものもあります。
白、黒とワンポイントに赤色。個人的には、こちらの落ち着いた配色のデザインのほうが好きです。
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こんなところでしょうか。
実は、1枚紹介し忘れたカードがあります。カードビルダーでは、MSが使う銃器はウェポンカードとして別になっているんですが、ピクシーの使うサブマシンガンもウェポンカードに入っています。こちらはまだ入手していないでので、また別の機会に紹介したいと思います。
(イフリートのショットガンはケンプファーのものと共用のようです)
[2回]
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