明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いよいよ2016年、いよいよ
ブルーディスティニー20周年がやってきました。
ザ・ブルー、イフリート改キット化などブルーに関していろいろありますが、さらに何かやってくれるんじゃないかと期待しちゃってますよ俺。
で、『ザ・ブルー・ディスティニー』第4話について、いろいろ。
いやー更新遅くなりましてこれ・・・。ツイートすると、それだけで更新した気になるから気をつけねば(いつも言ってる)
◆第4話「執念の追跡者」
サブタイル、おおまかな流れは、サイドストーリーズのニムバス編・第01話と同じ。
サイドスではガンタンク、陸ジムが相手でしたが漫画では量産型ガンタンク、陸ガンとなっています。
細かい違いですが、漫画では戦闘中に「連邦にもようやく二足歩行できるMSを開発したようだが・・・その程度では!このイフリート改の相手は務まらんなッ!」
サイドスでは戦闘前に「連邦にもようやく(中略)果たしてこのイフリート改の相手が務まるかな?」となっています。
サイドスでは声のみだったニムバスの部下、トレーダーとラウが初顔出しです。
サーベルに突き刺した陸ジムの生首を月に掲げるイフリート改。
このカットはサイドスには無く、たいち版が初。
「モビルスーツの生首を持つ」といえばブルー1号機でもお馴染みの表現。過去に何度かカードイラスト等に描かれ、「1号機のイメージといえばこれ!」という方も多いのではないでしょうか。
その他にブルー2号機がジムコマンドの生首を持ったイラストなんかもありますが、イフリート改でこれをやったのは初めてではないでしょうか(僕の見落としがあれば情報プリーズです)。
加えて、サーベルに突き刺すというのがイフリート改らしくて良いじゃあないですか。
◆回収されたブルー1号機
暴走し、ユウらの攻撃を受け撤退したブルー1号機のダメージチェックをするアルフ。
ブルーLOVEなのは変わらずだが、独り言とはいえ「機体への損傷は修理可能なレベルだ。よかった」なんてセリフが飛び出るし、表情も今まで見たことないような、穏やかなもの。今回のアルフはいつもと一味違うようです。
・ブルー0号機の実験。
大河原邦夫描き起こし、ブルー0号機が初登場です。
ブルー1号機より前の機体でのテスト描写は、今回が初めて。EXAM計画に興味をもったレビル将軍の計らいでマグネット・コーティングの技術が提供されたとされるのも、今回が初か。
(試験的なものだがマグネットコーティングがされていた、というのは従来からの設定)
また、試験機の陸ジム頭部の移植について、これまでは
『急遽テスト機を陸戦型ガンダムベースのカスタム機へ移行することが決定するが、複雑な組み込み作業を伴うシステムの再移植は困難を極め、結果、初期に搭載したジムの頭部ごと新しい試験機に移植することで「ブルーディスティニー1号機」は完成した』
とありました。
今回はクルストの時間的な焦りから再移植は検討せず最初から頭部ごと移植することにしています。
・「オルタでは暴走を押さえ込めない」~「例の機関にサンプルとして回して構わん」の会話の下りはサイドス版とほぼ同じですが、オーガスタ研究所への言及と2号機と3号機への言及が少し違います。
サイドスにて、この段階では「例の機関」とだけ言われていましたが、たいち版ではこの段階で「オーガスタ方面」と明言されています。そして、オガ研を「非人道的な研究をしている胸糞悪い連中」とアルフは評しています。
サイドスでその名が出たのは、ブルー3号機を受領したユウとスレイブレイス隊が共闘した作戦の後。アルフとレイス隊との会話の中でした。
(アルフのオーガスタ評もここ)
・2号機、3号機について。
従来のものでは、この段階で2&3号機への言及は特になし。サイドスでは既に機体は存在していることが伺える会話があります。
たいち版では、「オルタと引き替えにブルーの新たなる素体となる開発中の機体を2機譲り受けることが出来そうです」というアルフのセリフがあります。
・・・自分は「1号機素体から既にオーガスタに何らかの関わりがあるんじゃね?」と思っていましたが、どうやら違う・・・?
会話から察するに、1号機はアルフらが陸ガン素体を受け取ってカスタムしたと思われます。
2、3号機でオーガスタ関わってくるとは予想外でした。「ブルーの新たなる素体となる開発中の機体を提供」とあるので、もしかしたら2、3号機は1号機と仕様が変わってくるのかもしれないですね。(陸ガンベースですら無い可能性も・・・?)
・クルストが連邦のパイロットの質について言及、アルフがユウを目星につけた描写の流れもサイドス版と同じ。
加えて、たいち版では暴走時の女性パイロットが命を取り留めたとアルフのセリフあり。サイドスでは連邦兵よりパイロットは駄目だったとの報告でした。
他の作品でも、暴走ブルーのテストパイロットは死亡しています。
11部隊によるドミの模擬戦の描写は、当然ながら今回が初。
暴走ブルーとの戦闘後に新型機受領という流れ自体なら他作品でもありまして、高山版だとD型ジム。サイドス版だとジムコマンドでした。
・そして暴走ブルーとの戦いの後に夢の中でマリオンと邂逅。これも高山版と流れ自体は同じですが・・・
ブルーの形が崩壊し、解放されたように表れるマリオン。そして、ユウとの邂逅ののち再びブルーの形を成し、閉じ込められていく。ブルーの力を欲し、マリオンにそれを求めたユウは彼女の涙を感じ、戸惑いを覚える。
(こちら2枚の画像は高山版)
高山版では、最初の邂逅はユウがブルーにトドメの一撃を与えた時。謎の少女の助けを求める声を感じる。二度目は移送中に見た夢、草原で木に腰掛ける少女から「あなたを救ってあげる」と言われ、「助けを求めたのは君の方だ!」と叫び、戸惑いの中で目が覚める
どちらも夢の中の幻想的な邂逅であり、それぞれに違いがあって面白いですね。
そしてどちらもマリオンは天使がモチーフ。
天使の姿がモチーフとなっているのは高山版が初であり、たいち版もそれを継承しています。
※1
この邂逅を機に、ユウはマリオンの存在をおぼろげながら認識していきます。
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・感想
4話にして、いろいろと詰め込んできたなという印象。
そして、
格好良いぜ、イフリート改!
今からブルーとの対決が楽しみですね、これは。
※1
高山版の、助けを求めるマリオンと「救ってあげる」と手をさしのべるマリオン。
この矛盾がどう昇華していくか、見たかった・・・
先に挙げたブルーと生首、マリオンの天使の姿など、現在のブルーのビジュアルに高山版は大きく影響を与えています。
その辺についてまとめてみても面白そうですね。
[2回]
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