今回は、一連のコラムとは直接関係はないですが個人的に大好きな『ジオン本土決戦』のムービーと、『独立戦争記』から、ちょっと気になったムービーを紹介します。
まずは『独立戦争記』より。ブルー、コロ落ちのキャラがリストラされた本作ですが、『V作戦調査報告』というムービーに、ちょっと気になるシーンがあります。
連邦軍のV作戦を調査したジオン軍側の報告、という内容。V作戦の正体は連邦製試作MS(ここではガンダム、ガンキャノン、ガンタンクを指す)による実践データの収集とそれをフィードバックした量産型MSの開発だということ。木馬の出現に前後して、前線で連邦の量産型と思われるMSの目撃が相次いでいることの報告です。報告の中に灰色のジム。場面が変わり、白&赤色(ジム・コマンドと同じ配色)の陸戦型ジムがミデアに搬入されているシーンが映ります。
連邦製のMSが前線に出始めたという時期、白&赤色の陸ジム、そしてミデア。もしかしてこのシーンの部隊はユウたちなのだろうか?
(ユウの部隊ならジム・コマンドそのものでは?という話はさておき)
そして灰色のジムはWD隊のものだろうか?
ゲームに出演できなかった彼らの、ちょっとしたカメオ出演みたいなものでしょうか。
ちょっと気になったので紹介してみました。(別に断定するつもりはないですが)
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続きまして『ジオン本土決戦』の紹介です。
前回紹介しました通り、レビル将軍がア・バオア・クー攻略作戦の直前に戦死しなかったとしたら?という歴史のif。ア・バオア・クー占領後、ギレン・ザビからの停戦の申し出を断るとサイド3本土への攻略作戦が提案され、それを発動すると見られるムービーです。
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ナレーション『宇宙都市サイド3。月の裏側に位置するコロニー群の総称である。地球から最も離れているがゆえに、独立の気運が高まったのか。それとも、重力から解き放たれた人々が迎えた、新たなる進化の段階であったのか。かつて、ジオン・ズム・ダイクンは言った。人の革新がニュータイプであると。しかし人は、ニュータイプの力を戦いの中でしか見出せなかった。』
アムロ「シャア!」
シャア「くっ!」
『人と人はなぜ戦うのか。永遠に分かり合うことはないのか。この問いに答えられる者はいない。それが、人の革新であるニュータイプであったとしても。ただ一つだけ、皆が同じ思いでいることがあった。それは、この戦争を少しでも早く終わらせること。』
レビル「全軍に告ぐ!これよりジオン本土に対し、総攻撃をかける!
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機動戦士ガンダムのナレーターでおなじみの永井一郎による渋いムービー。まるで、一年戦争とニュータイプについて総括したようなナレーションです。レビル将軍のセリフで締めるのも渋過ぎます。『ジオンの系譜』での連邦、ジオンそれぞれのエンディングも良いんですが、個人的にはコレは一押しです。
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こんなところでしょうか。昨今、ガンダムがゲーム化される際にはこういった新規のムービーが作られるのがお約束となっています。ギレンの野望以外にもPS2ソフト「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」などでもブルーの面々はアニメ化されていますので、またいつか紹介してみたいと思っています。
また、ギレンの野望におけるブルーディスティニー、ムービー以外にも面白い要素がまだまだあります。(クルスト、マリオンが喋ったのもギレンの野望が初めてですし)今後も、ギレンの野望とブルーの関係を特集してみたいと思います。
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