すっかり忘れていた「GUNDAM FIX」のブルーについてサクっと取り上げてみました。
とりあえず、画集自体については
ウィキペディアに解説を譲るとして…
イラストについての感想と補則、雑談などを書いていきます。
(以下、”FIX”は画集『GUNDAM FIX』のイラストを指し、”GFF”はガンダムフィックスフィギュレーションを指します。”アプルーブド版”については過去記事の
コチラを参照)
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◆イラスト
収録されたブルーのイラストはこちらになります。
見開き2Pで掲載の、迫力あるブルー1号機。個人的にもお気に入りの一枚です。
随所に見られるアレンジが眼を引きます。
…って、写真が小さいですね。まあ、ちゃんとしたのが見たい方は画集を買って頂くとして、以下、目に付いたところをまとめてみました。
・マシンガン
GFFでもお馴染みのサプレッサー付きマシンガンになってますね。
(※余談1)
・頭部
暗くて分かり辛いですが、ジム顔というよりガンダム顔の変化球といった趣で、細いゴーグルの奥でガンダムのデュアルアイが光っても違和感無さそうな感じ。
あと、バルカンポッドが大型化されているのが印象的。ここまでハッキリとしてるのはFIX版のみかな。
この強調されぷっりはガンダムマーク2、はたまたジムスナイパー2WD隊仕様を思わせられる…。なかなかの良アレンジだけにGFFで立体で見てみたかったなぁ(なお、アプルーブド版でもこれは再現されず)。
ああ、でもイラストだと栄えるけど立体化してコレが両方にあったら不恰好になっちゃうかもね。
そして、画像の丸部分…襟元と思われる部位、よく見ると黄色になっています。
こういう配色も珍しいですね。
(※余談2)
・肩装甲
よくみると、丸部分のパーツが若干傾いています。
この部位が可動する(もしくは傾いた形で固定?)って解釈も今のところFIX版のみだろうか。
・脚部バーニアユニット
上部に台形のアクセントが二つありますが、これはアプルーブド版、GFFではオミットされていました。
イラストだと栄えるけど立体にしたとき情報量が多くなって雑多な印象になるからオミットしたのでは…と、勝手な妄想。---
◆補足
初出は「月刊NEW TYPE」97年5月号になります。
この際掲載されたエッセイは上野俊哉氏によるもの。自身のアニメ・ゲーム論をボスニア・ヘルツェゴビナ紛争後の緊張が続くボスニア、サラエボでの体験を添え、語られていました。(ブルーについては、あまり言及なし)
ちなみに雑誌掲載時のレイアウトはこんな感じでした
紙面の都合で原画の上部分(ちょうど肩あたり)、右端が若干、背景の左側が切れてます。
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(※余談1)
このマシンガン、サプレッサーが付いてるし、いわゆる100mmマシンガンと形が違いますよね。
これはカトキ的解釈の100mmマシンガンなのかな?と思ったんですけど…
(画像が暗くて申し訳ないです)
FIX版の陸戦型ガンダムって、いわゆる普通の100mmマシンガンを装備してるんですよ。
…つまり、カトキ的には「ブルー1号機は従来のものとは違うタイプの100mmマシンガンを装備していた」って解釈なんだろうか?
うーん、どういう意図かは、さすがに本人に聞いてみないと分からないなあ。
ちなみに画集ではサプレッサーという表記は無く、「サプレッサー付き」と明言されたのはカードビルダーからだったりする。
サプレッサー設定、定着してるんだかしてないんだか…。最近は見かけませんね。
(※余談2)
これ、正直言って今回の検証で気づきました。今まで気づかなかったのが我ながら情けない。
…あれ?ってーことは、アプルーブド版のブルーの襟元の配色は間違ってなかったってことか!
本当にスイマセンでした!
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