今回は、かつてバンダイより刊行されていた情報誌「B-CLUB」に掲載された、機動戦士ガンダム外伝の特集について。
先日紹介した本「ガンダムCGワークス」にも収録されたイラストを主に紹介したいと思います。
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まずはこちら
B-CLUB96年10月号 VOL.131
96年9月25日発売
表紙は天空のエスカフローネ。今となっては懐かしい。
ガンダム的には、機動戦士ガンダムXが放送中だったり第08MS小隊のOVA第3巻の発売を控えた頃でした。
表紙の見出しにて「蒼い悪魔ブルーディスティニー」と紹介されているあたり、
初期のまだ設定が固まっていない感が伺えます。
イラスト:安城義治満月をバックに立ちはだかるブルー1号機。
注目すべき箇所、やはりブルー1号機のゴーグルが赤い事ですね。
記事では、ゴーグルが赤い理由は語られていません。
ゲームの設定が確定する以前に描かれたイラスト、と考えるべきだろうか?
これも漫画版ブルーのように、ボツ設定だったものが生き残っていた例の一つ…ってところでしょうかね。
その他、気になる点といえば基本装備のジムが描かれていること。
外伝1でユウ達の乗機はジム・コマンドでしたが、キービジュアルでは通常のジムが描かれており、
その装備は100ミリマシンガンと陸戦型ガンダムや陸戦型ジムが使用していたシールドでした。
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B-CLUB掲載のジムは、いわゆるジムの基本装備であるビームスプレーガンとシールドを装備。
これも初期の設定が固まってなかった頃ゆえか、それとも単にイラストの発注にて細かい指定がなかったからか…
まあ、これはこれでちょっと新鮮な構図ではないかと思います。
あとブルー1号機の型式番号がが「RX-79BD」となっています。この辺もまだ設定が固まってなかったからでしょうね。
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B-CLUB96年11月号 VOL.132
96年10月25日発売
表紙は超者ライディーン。
(当時、勇者ライディーンファンの友人が何やら怒っていたような気がするがそれも良い思い出)イラスト:安城義治ジオン軍の基地にて膝を付くイフリート改。
中央のザクは08小隊に登場したバージョンと同じですね。(今じゃJC型なんて呼ばれてますが)
左端には、同じく08小隊版ザクタンク。
イフリート改は頭部が大きいですが、いくらなんでもコレは大きすぎな気が。
軍服を羽織るニムバスという、ちょっと珍しいイラスト。
色が連邦っぽいけど袖にちゃんとジオンの階級章がありますね。
ってこの階級章、少佐じゃね?確かニムバスは大尉だったはず…。
あれ?でも漫画版では少佐だったよな。漫画版との奇妙な一致がまた一つ。
と、いうわけでニムバスは初期設定では少佐だった説をブチ上げてみるテスト。
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外伝3のイラストは、どうも存在しないみたいですね。残念。
それにしても、赤いゴーグルの1号機のイラストが気になる。
バンダイのお膝元な雑誌だけに、何かヒントになる情報があると思ったのだが…
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