ホビージャパンMOOK『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニング ビジュアルガイド』を買いました。
今回は本書の紹介を簡単にやってみましょ。
※ブログのカテゴリ上では「ブルー・書籍」に分けてあるけど、ぶっちゃけブルー関連は少ないよ。
-----
まずは当ブログ的にはブルーディスティニー関連をピックアップ。
本書に載ってるブルー関連は1/2ページ。
スタッフインタビューでも触れられていませんでした。
なぜブルーがチョイスされたか、その理由が知りたかったのだが…
まあ、脇キャラだから仕方ないけど残念といえば残念。
アニメで使用されたのは、HGUC版ではなくゲーム設定画をベースにしたものであることがわかります。Hi-νがプラモ画準拠っぽかったので(HGUC?MG?)ブルーもそうなるか、と思いきや本編はゲーム設定画準拠。
これは個人的には嬉しい誤算でした。
ゲーム設定画とアニメ設定画を並べてみましょう。
正面
1号機と2号機のコンパチであることは一目瞭然。
色指定がゲーム用とは若干違う蒼色になっています。
また、ゲーム設定画ではうっすらと青みの入った灰色だった各関節部が、
アニメ画でははっきりとした灰色になっています。
なお股間の装甲はゲーム・アニメ設定画ともに蒼ですが劇中では灰色になっていました。
背面
バックパックが2号機なので、2号機も一緒に並べてみました。
バーニア外側の色が違いますね。
ちゃんと脚バーニアは、劇中では中割りでわずかに確認できる程度ですが設定画ではちゃんと宇宙用になってるのが芸コマ。
えー、ブルーに関してはこれくらいでしょうか。
---
次は本書について簡単に紹介。
表紙
本編のストーリーガイド
メインどころのモビルスーツはカラー、作画参考設定画を収録。
脇役のモビルスーツもフォロー。
登場キャラも脇役を含めて簡単に紹介。
本編の小ネタ、突っ込みどころをあまさずフォローしているので
改めて本編を見て再チェックしてみるのもまた一興かと。
ビギニングガンダムを使って、初心者向けガンプラ講座も収録
本編に登場したすべてのモビルスーツのガンプラ案内
チョイ役も、どこに登場していたかが解説されているのが親切。
ガンプラビルダーズの世界観、小物などを解説。
加えて読み物としてスタッフインタビューを収録。
収録スタッフは以下の通り
・馬場俊明(バンダイホビー事業部)
・黒田洋介(脚本)
・重田敦司(メカデザイン、作画監督)
・海老川兼武(メカニックデザイン)
・松尾衡(監督)
※インタビューはそれぞれ1ページ。監督のみ2ページ。
ガンプラビルダーズ制作にかける思い、ウラ話など本編のファンなら読みどころ満載。
面白かった裏話をちょっと紹介します。
・ベアッガイは、キャラホビ2008にて餅ネコ堂というディーラーが出していたクマッガイがモトネタ。
あまりに良いアイデアだったので了解を求めたところ快諾され、晴れてベアッガイが誕生した。
もし駄目だった場合、バウを犬にするつもりで、ラフまで描いていた。
武器をとればかわいいワンちゃんになるとか。
…バウ犬、見てみたい!
ラフ画が未収録なのは残念。せっかくだから何かの機会にお披露目してほしいなあ。
・スーパーカスタムザクF2000は「ゴテゴテした凶悪なやつ」というオーダーを受け、
そこから海老川氏が「子供だったらどうするか」という発想でデザインされた。
主人公のクラスメートでライバル的キャラがF2ザクを改造する、という話想像していたが
本編では大学生キャラだったので驚いたとか。
なお、「世界のあらゆる武術、戦術、戦闘パターンがインプットされており、あまりにも強すぎてアクシズの最下層に封印されていた」
というタッツンの厨設定は海老川氏のアイデア。
…いや、タッツンの厨っぷりは大学生だからこそ妙にリアリティがw
子供のころに描いていた妄想を、大人になって技術がついた頃に実現させちゃった、みたいな。
はっちゃけたオレ設定・厨設定全開の機体で暴れるなんて、かつて誰もが一度は夢見た(?)ことなのでタッツンには妙に親近感が沸いちゃうなぁ。
海老川氏グッジョブ。
監督、松雄氏のインタビューにて
「自分が買った玩具の武器は全部使いたいよね」と、
ギミックの全部見せにこだわった旨が語られていました。
ブルーのビームサーベル取り出しの映像化は、そういったこだわりから描かれたのでしょうね。
(欲を言うなら胸部バルカンとか胸部ミサイルも見たかったけど、
尺の都合もある中で脇役のブルーに活躍の場を与え、あれを映像化してもらっただけでも大満足)
-----
と、いうわけで紹介終わり。
欲を言えば美術設定が収録してあれば、なお良かったなあ。
特にAパーツ(第1話)あたり。それはつまり、バンダイホビーセンターをもっと見せてくれ、ってことなんですが…!
キャラクター紹介やメインモビルスーツの詳細、本編の小ネタのフォロー、そしてスタッフインタビューなど
本編を楽しんだ方には読みどころ満載な内容でした。
興味がある方は、是非手にとってみてはいかがでしょうか。
[1回]
PR