今月のガンダムエース(2010年6月号)より
気になったところをいくつか
◆『MS BOYS』
・辛くも生還したクルトらはキャリフォルニア・ベースに帰還、
基地の防衛にあたることになりました。
新しくドムを受領し、銀狼カラーにしての出撃となります。
クルトがボルドバヤル大尉を名乗っているので銀狼カラーも当然かもしれませんが、
師匠の魂を受け継いだ弟子、を感じさせるシチュエーションで良いですね。
挫折を経て、クルト君も男前になりました。
・ザクタンクもしぶとく登場!
銀狼機の上半身を転用、両肩にミサイルポッドを装備。
これだけザクタンク・バリエーションが登場した作品って初めてじゃないか?
BOYSといえば、やっぱザクタンクがなきゃね。
・本編中にて、キャリフォルニア・ベースのジオン兵に
撤退派と抗戦派があるといった描写がありました。
これは『連邦愚連隊』の描写を反映させてのものでしょうか。
同基地のジオン兵が撤退派と抗戦派に分かれていた、という設定は
『愚連隊』で初めて見たのですがもしかして昔からあった設定だった、とか?
・先月登場したブルーなんですが
ミサイル基地襲撃イベントも終了したので、出番も終わりのようです。
原作ゲームのキャリフォルニア・ベースといえば2巻ステージ4に
ドムが登場していました。
もしや、クルトがそのポジションになって再びブルーと対峙することに?
…なんて思いましたが、マロリー中佐がサランの居場所を嗅ぎ付け、
デービット中尉を率いてキャリフォルニアに来そうなので
そちらとの決戦になりそうですね。
(同基地でブルー1号機はイフリート改と対戦せねばならないので、
再びクルトらの前に立ちはだかる、というシナリオにはならないと思います)
◆オマケコーナー『ジオン公国軍 前線抄史』
・ブルーディスティニーが取り上げられました(1ページですが)
「狂戦士、汝の名は『蒼(ブルー)』の見出し、
「大戦後も”蒼い死神”がトラウマになっている者がいる」という記述も面白い。
特に目を引いたのが
「ブルーに関する記録は経済人類学者のM・ユンカース、ルポライターの
J・ドーウェン、戦記作家のM・タカヤマら数人の先人によって著述されてきた」という記述。
(※この3名の解説は後述を参照)
M・ユンカースがブルーに関する記録・著書を発表したという設定は
今のところないはずですが、
M・タカヤマの例を考えるに、小説版ブルーを指していると思われます。
実際にブルーディスティニーを描いてきた両者をモチーフとした人物が
宇宙世紀でもブルーを追っていた、とするなんとも心憎い演出でした。
・ブルー2号機の搭乗者としてニムバスの名前がチラっと出ており、
階級を『少佐(異説では大尉)』と記述していました。
原作ゲーム、小説では大尉。漫画版では少佐。
そういえばどっちが正しいのだろう?
MS BOYSが高山版準拠だから少佐としたのかもしれない。
・ギレンの野望のムービーの
ビームライフルを携行するブルー1号機の画を掲載、
それについて『同武器を用いた戦時記録は未確認ゆえ、これは
後年の再現映像とも考えられる』と記述。
これがそのシーン。
ブルーは元が陸戦型ガンダムだからビームライフルを携行出来てもいいと思うんだけどね。
ギレンの野望ムービーだから、”再現映像”としたのかも。
あ、今気づいたけどシールドの形が違う。
これ、ブルーの盾(陸ガンと同じ)じゃなくてEz8の盾のデザインになってるわ。
※3人について改めて解説。
M・タカヤマのモチーフは高山瑞穂氏。
初出は以前の『前線抄史』。
宇宙世紀の戦記作家で、ブルー及びEXAM事件についての戦記モノも出版したとして紹介。
J・ドーウェンは蒼い死神にまつわる都市伝説を追ったジャーナリスト、ジェシカ・ドーウェン。
初出はブルーの設定資料集。もともとは本編登場予定のボツキャラだった。
M・ユンカース。
これはガンダム公式百科事典『ガンダムオフィシャルズ』で初出の人物。
『オフィシャルズ』は宇宙世紀に出版された書物という体となっており、
その編者としてミナカ・ユンカースが登場しました。
モチーフは、実際の編者である皆川ゆか氏。
ご存知の通り、小説版ブルーの著者でもあります。
◆『帰ってきた オレら連邦愚連隊』
今月は『カタナ』はお休み。
番外編として、『帰ってきた オレら連邦愚連隊』が掲載されました。
模擬訓練をするためにミラノに来たホークだったが、
肝心のバーゲストとニアミス。
代わりに、頼りないティターンズ兵の訓練を任されることになったが…。
久々に炸裂するホーク・ロイザー節!
やっぱこういうノリが大好きです。
そして『カタナ』本編にもネメシス隊が登場しそうな展開になってきました。
(以前からのフリでフラグは立ってたのね…。あんまり気にしてなかった)
ユージ達に、また会える!ネメシス隊の活躍に期待!
…でも、バーゲストを食わない程度にね!
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