今月のガンダムエース(2010年12月号)は
通巻100号記念ということで記念企画が盛りだくさん。
未公開資料やインタビューを満載した付録も付いて、かなり読み応えアリです。
その中から、当ブログ的に注目したい所をいくつか紹介。
今月号発売から結構経ってるけどそんなことはキニシナイ。
◆ドルメル登場!
ゲームMSVのコーナーに、なんとあの幻のMS、『MS-19 ドルメル』が登場!
※モザイクかけて紹介。本誌を買ってその目で確認するのだ!
何気なくゲームMSVのページをめくったらドルメルだったので盛大に吹いた。
全くの予想外。なんというサプライズ。
どんな奇跡だこれは!?
イラストも超カッチョイイし!
正直、今月号ではこれが一番嬉しかった!
初出のアーケードゲームに登場して以来、
あらゆる媒体でスルーされ続けた機体がまさかこのタイミングで日の目をみるとは。
通巻100号目という記念すべき号で…!
んで、こんなに格好良く描いてくれた
素敵イラストレーターさんは誰かとチェックしてみたら
糞ボルト(フンボルト)さんだったんで二度吹いた。
もう7~8年前になるだろうか?
かつて2chの某スレでUPされた糞ボルトさん(当時はHN違ったっけ)の
描いたドルメルを一目見た瞬間に心を鷲づかみされた自分としては
なんともいえない感慨に浸ってしまった。
(つーか自分はアーケードの頃から知っていたわけではないので
自分の中ではドルメルといえば糞ボルトさんが原点みたいなもん)
解説には、ちょっと面白いメタな仕掛けが。
今号掲載のドルメルは、一年戦争終結から14年後に連邦軍情報局から公開された
写真という体で、解説の締めは
『情報解禁となって十六年経った現在でもドルメルについての情報は乏しく、
未だ幻の機体として語り継がれている』とある。
つまり、
一年戦争終結…U.C.0080
十四年後…U.C.0094
さらに十六年後…U.C.0110
そして、宇宙世紀でなく我々の生きる現実での出来事だと
機動戦士ガンダムの放送終了…1980年
ドルメルが登場するアーケードゲームの稼動…1994年
その十六年後…2010年
さあ、 皆さんはもうお気づきですよね。
現実に辿ったドルメルの変遷を宇宙世紀の出来事としてもシンクロさせているのがわかります。
公式からの情報が殆どなく、常にスルーされ続けるドルメルの不遇な状況を逆手にとった
なんとも心憎い演出でした。
…いやまあそこまで意図されたかどうかはわからないけどね。
とにかく俺に良し。
◆『MS BOYS』の紹介コーナー『前線抄史』
単行本2巻発売記念として『前線抄史』が2P掲載。
興味深かったのは、一年戦争当時のキャリフォルニア・ベースの変遷史。
公式設定に加えてMS BOYS、ゲーム版ブルー及び漫画版ブルー、コロ落ち、ジオニックフロント、連邦愚連隊、水天の涙、
さらにはトリヴィアル・アペレーションの設定を時系列に並べた年表形式で、簡潔ながらまとめられていました。
(トリヴィアル・オペレーションについて自分は詳しく知りませんが、
「マレンコ小隊」でググったらそのように出ていたので、そう記述します)
キャリフォルニア・ベース関連はこれまでいろいろと設定が追加されていたので、
こういったまとめはありがたいです。
あくまでMS BOYSの1コーナーであるため詳細なまとめがされていたわけではないので、
別の機会で、もっと煮詰めた年表を期待したいところです。
…正直なところ愚連隊設定はどこまで公式か?(撤退派と抗戦派、偽ガルマ事件など)、
MS BOYS及び漫画版ブルーの設定はどこまで公式か?は、ちょっと難しいところですが。
(設定については、このコーナーもデータガンダムと同じスタンスなんでしょうかね)
そういえば今気づいたけどキャリフォルニア侵攻軍が北軍、南軍に分かれてたのって
MS BOYSが初出の設定?
これを愚連隊設定に当てはめた場合、ザンジバル爆弾の脅威にさらされてたのはどっちになるんだろうか。
北軍を描写したMS BOYSでその辺はスルーされてたから南軍ってことになるのか?
この辺は一考の余地アリかも?
◆カタナ
ユージVS若のガチバトル!
ユージが暗黒面に落ちた理由が語られました。
ちょっとアッサリした感はありますがユージが正気に戻って良かった。
(タラの件は非常に残念でしたが…)
でも、愚連隊のラストでサキが「今度は私が彼を救う番だ」とあったので、
彼からのアプローチも欲しかったところ。その辺は今後に期待か?
あと妖刀システムってEXAM設定と強化人間設定の間を繋ぐ感じがするのが気になる。
システム開発にアルフが関わってたら面白いかも。
と、いいつつ。
『実は残されたEXAMシステムが存在して、それをベースに開発…』ってのはナシで。
EXAMシステムは完全に消滅した、ってのは
ブルーのストーリーにおいてとても大事なことだと思うので
そこだけはいじらないで欲しい。
…と、ありもしない仮定に対して勝手に願望を言ってみる。
(妖刀システム自体が既にEXAMっぽいけど、
そもそもEXAM自体が割とよくあるパターンなので、
関連はないかもね。まあ、妄想するだけならタダですから)
次回は量産型ビグザムを相手に二人の共闘!?
こいつはDEADだぜ!
◆三国伝
最後の最後に、鎖に繋がれた罵騰ブルーが登場。
「戦いを求める魂の叫び」、紅目の兆候。
これは次号で大暴れか!?
◆我が名はアナベル
1P。2ネタ掲載。
順調に載ってるあたり、好評なんだろうか?
掲載は嬉しいけどちょっとパワー不足を感じるので今後に期待。
あと柱のアオリが毎回地味に面白い。
単行本化する時は(するのか?)このアオリも欲しいなあ。
◆100号記念コメント
過去に1回読み切りを描いた方ですら載ってるのに
高山&乾先生のコメントが無いのは何故なんだぜ?
何やってんの編集部。
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